2021年5月16日までの大阪市立美術館/コレクション展は…
大阪市立美術館がお送りする2021年のコレクション展の第3弾(4/3~5/16)は、同時開催の「特別展/豊臣の美術」によせた内容の戦国武将の肖像画あり、桃山時代を中心とした工芸品から、新たに館蔵品に仲間入りしたアンコール・ワットの拓本!まで幅広いラインナップでお贈りします!
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「コレクション展/アンコール・ワットの拓本」展示準備風景
桃山へ、桃山から 中近世工芸の諸相
館蔵・寄託品より桃山時代の作品を中心として室町時代から江戸時代にかけての工芸品をご紹介いたします。下剋上から天下統一、そして成熟した江戸文化へと価値観が大きく転換したこの時代。美意識の変遷を工芸品でたどります。特別展「豊臣の美術」とあわせてご堪能ください。
戦国武将像
特別展「豊臣の美術」の開催にあわせて、社寺寄託作品を中心に、戦国武将像を特集します。豊臣一族、豊臣家家臣とゆかりの婦人らのほか、織田氏、徳川氏周辺の武将もとりあげ、桃山人らの生涯を彩った「夢」に思いをはせます。
春夏養陽(しゅんかようよう)―中国の書画―
中国の古代思想において、世界は「陰」と「陽」のバランスによって成り立っていると考えられてきました。四季の巡行もまた陰陽のはたらきとされ、春になると陽の気が起きはじめて草木が芽吹き、夏になると陽気が最大になって成長を促すといいます。本展では力強く生命感にあふれる春夏を主題として中国書画をご紹介します。
雕刻時光(ちょうこくじこう) 北魏の石造仏教・道教彫刻
当館の誇る山口コレクション中国彫刻の優品を中心に、南北朝時代の北魏、そして続く西魏・東魏(5-6世紀)に造られた仏像・道教像を展示いたします。
受贈記念 アンコール・ワットの拓本
アンコール・ワットは、カンボジアに興ったアンコール朝の首都にあるヒンドゥー教寺院です。12世紀初め、スールヤバルマン2世により建立されました。均整美を見せる構造や壁を飾る優美な浮彫装飾が世界中の人々を引き付けています。
このたび、アンコール・ワット拓本保存会が4度にわたり採取した浮彫装飾の拓本を、当館へご寄贈いただきました。受贈を記念し、貴重な拓本を公開いたします。
まとめ
ということで、現在(2021.4.3~5.16)開催中の「コレクション展」のご紹介をさせていただきました。ハッシュタグ(#大阪市立美術館)をつけてコレクション展のレポートをアップいただければ、マガジン「大阪市立美術館コレクション展」みなさんのレビューにリンクさせていただきます。みなさまのレビュー、心よりお待ちしております!