海を渡った中国美術十選(日本経済新聞)まとめ読み
日本経済新聞の朝刊最終ページの文化面に、大阪市立美術館の森橋なつみ学芸員による連載記事が掲載されました。日本経済新聞の会員限定記事になりますが、全10回分を(さわりだけ)ご紹介いたします。
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蘇軾「行書李白仙詩巻(部分)」大阪市立美術館
今回、日本経済新聞の紙面でご紹介した作品とは違うテーマになりますが、今年夏に大阪市立美術館でも中国美術をテーマにした展覧会を開催します。それが【特別展/揚州八怪】。
18世紀(清朝)の中国・揚州を舞台に、先進的で個性あふれる創作をおこなった書画家たちが活躍していました。後世の批評家に【揚州八怪】と名付けられた彼らの芸術が、日本でまとまった形で紹介された機会はごくわずか。大阪市立美術館でも1969年以来、じつに52年ぶりの開催となります。
【揚州八怪】の魅力は、洗練された筆墨による創意あふれた制作はもちろんのこと、ときに挫折や身の不自由に苦しみながら、それらを芸術に昇華していった各個の人間性にあります。
ことしの夏、開催される【特別展/揚州八怪】をどうぞお見逃しなく。