「みんなの美術館」
突然ですが「ZINE(ジン)」という言葉をお聞きになられたことはありますか? 美術館がネタにするということはどうせそっち方面の言葉なんだろうと思われるかもしれませんが、そっち方面のことばでもなく、かといって最近、クラフト系で注目されているお酒のジンのことでもありません。すみません。
個人の趣味(をテーマにした内容)でつくる小冊子(的なもの)を「ZINE(ジン)」とよび、もともとは「fanzine(ファンジン)」とも呼んでいた媒体のこと。
じゃあ、なんでこんな話をしているのかといえば、今回のタイトルでご紹介した「みんなの美術館」という名前のZINEで、大阪市立美術館を扱っていただいているからに他なりません。ありがとうございます!
この「みんなの美術館」、全国各地だけにとどまらず世界各地の美術館にまつわるさまざまなエッセイを集めた内容になっています。当然のことながら、大阪市立美術館だけでなく、国内では北海道から奄美大島まで、海外のあの美術館まで27のエッセイが集まった読み応え抜群な1冊になっています。
個人的には10数年以上前、2泊3日で奄美大島にキャンプにいった際に、たまたま訪れた田中一村記念美術館さんのことを、懐かしく思い出すことができました。奄美大島、ほんといいところでした。。。
さきほど上の方で、
…「みんなの美術館」というZINEで、…
と、ざっくりご紹介していますが、122ページもあり、ZINEというよりむしろ立派な書籍です。大阪市立美術館にまつわるエッセイの内容についても、もちろんネタバレになりますので、ここでは詳しくご紹介はいたしませんが、ご興味おありの方は以下をクリックされてみてはいかがでしょうか。