【プレスリリース】活版印刷、紙石鹸、リボンピンズ、豆菓子…「大阪の中小企業の技術力」に根差したミュージアムグッズ展開で地域貢献を
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2022年4月21日
大阪市立美術館
有限会社セメントプロデュースデザイン
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大阪市立美術館で2022年4月16日から6月5日まで開催する「特別展 華風到来 チャイニーズアートセレクション」(主催:大阪市立美術館 読売新聞社)会場内で、有限会社セメントプロデュースデザイン(本社:大阪市)との協業により、同社のデザイン力と大阪の中小企業の技術に根差したオリジナルミュージアムグッズ5アイテムを新たに展開しました。
※既存商品の大阪市立美術館デザインバージョンとなります
※5アイテム中4アイテムが大阪府の企業、1アイテムは福井県の企業になります
※大阪市立美術館ウェブショップでも販売予定です
期間:2022年4月16日(土)~6月5日(日)
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※毎週月曜日休館(5月2日は開館)
会場:大阪市立美術館(大阪市天王寺区茶臼山町1-82)
【取組に至る経緯】
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これまで大阪市立美術館で取り扱っていたミュージアムグッズはポストカードやクリアファイルといった商材が中心でした。新たな商品化を進めるにあたり意識したことは、
①
大規模改修による長期休館中も、大阪市立美術館をモチーフにしたデザイン性豊かなミュージアムグッズを愛用していただきたいという思い
②
リニューアルオープンのタイミングで開催される2025大阪・関西万博を見据え、観光客の皆様にもOSAKAを知っていただきたいという思い
③
技術力がある大阪の中小企業が誇る逸品とコラボレーションすることで地域に貢献したいという考え
の3点でした。この3点を具現化できる企業として、大阪を拠点に日本全国の全国各地の町工場や職人との協業プロジェクトを進めている有限会社セメントプロデュースデザインさまとの取り組みをスタートさせることになりました。
【商品① エンブルーム(リボンピンズ) 】
渡辺徽章株式会社(大阪府松原市)
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ジャケットやコートのラペル(襟元)にある、フラワーホールをさりげなく彩るブートニエール(花モチーフのピンズ)のEMBLOOM(エンブルーム)。中世ヨーロッパでは結婚を申し込むとき、男性が花束を差し出し、女性はそのブーケの中から花一輪を取り出し男性の胸元に挿したそうです。
EMBLOOMは、そんな風習を彷彿とさせるアクセサリー。祝いの場では欠かせない花形のバッヂである”徽章”の老舗・渡辺徽章さんとのタッグで生まれました。
今回は特別展のために浪華の女性画家・島成園「上海娘」の作品をイメージしたバリエーションを作製いただきました。ぜひ作品と一緒にお楽しみください。
【商品② レリーフル(活版印刷を活用した紙製額縁) 】
有限会社山添(大阪市城東区/印刷)
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左: 尾形光琳(おがたこうりん)「円型図案集」
中央: 惲寿平(うんじゅへい)「花卉図冊」
右: 原在正(はらざいせい)「猫図」
「Relieful(レリーフル)」とは、活版印刷で作られた紙の額縁です。活版印刷特有の「印圧による紙の凹凸が感じられる質感」を生かして、レリーフ(浮き彫り)加工を表現しました。柄ごとに使用する紙の種類も変えることで、紙と活版が織りなす、繊細ながらも、どこか温かみのあるデザインの違いを楽しむことができます。同封されているグラフィックは当館で所有している作品の中からセレクトした尾形光琳「円型図案集」、惲寿平「花卉図冊」 、原在正「猫図」の一部を額縁に合わせてデザイン頂きました。
【商品③ ディアソープ(紙石鹸) 】
株式会社大阪エース(大阪府摂津市/石鹸製造)、
有限会社山添(大阪市城東区/印刷)
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手紙のように贈ることができる紙石鹸の「DEAR SOAP」。 上質な活版印刷を施したパッケージの中に、保湿性の高い紙石鹸7個とレターシールが入っています。レターシールにメッセージを書いてパッケージの裏面に貼ることで、ギフトとして贈ることが出来ます。直接渡したり、レターシールに切手を貼ればポストに直接郵送も可能。香りはミルクジンジャー・ミント・グリーン・フローラル・シトラスの5種類。
また、表面のグラフィックには「誕生釈迦仏立像」 をモチーフとして仏像と手洗いを結びつけたデザインを作成頂きました。
【商品④ いろまめ(豆菓子) 】
株式会社冨士屋製菓本舗(大阪府富田林市)
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「いろまめ」を含めた「楽豆屋 ほんまもんの豆菓子」シリーズとは、一言で言いますと、株式会社冨士屋製菓本舗製菓でしかできない、オリジナリティ溢れる豆菓子の創造です。楽豆屋は、それを実現するために、「自社製造」「素材を厳選」「鮮度保持への心がけ」にこだわって豆菓子つくり一筋に日々、努力を惜しみません。ちなみに「冨士屋製菓」のルーツは大正2年、大阪・天王寺の地でした。
島成園「上海娘」、葛飾北斎「神奈川沖浪裏」、尾形光琳「燕子花図」の大阪市立美術館館蔵品のオリジナルポストカ―ド(いずれか1枚)付きです。
【商品⑤ シオリボン(包装資材のリボンを活用) 】
矢地繊維工業株式会社(福井県あわら市)
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左: 易元吉「聚猿図」
右: 青銅器シリーズ
本来は包装資材として使用されているリボン。捨てられてしまうリボンを、資材ではなく商品として長く使ってもらいたい!そんな思いから、このしおりは生まれました。その名も"しおりぼん"。通常のしおりは本や手帳の目印として挟んで使いますが、このしおりぼんは飾る要素を合わせることで、その本も、それを持つあなたも、そして読み終わった本を収める本棚までも素敵に演出します。青銅器各種や易元吉「聚猿図」をモチーフとした美術館オリジナルのシオリボン、ぜひオシャレに飾って楽しんでください。
【有限会社セメントプロデュースデザイン】
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大阪・東京・京都を拠点に、幅広い分野でクリエイティブワークをこなす、グラフィックデザイン事務所としてスタート。現在では「みんなの地域産業協業活動」にも取り組んでいます。ただデザインをしてモノを作るだけではなく、地場産業との協業を軸に、未来へ続く地盤を形成し、日本の商業がより良い循環になることを目指して「考動」しています。デザイン業が途切れることのない仕組みを作り、日本で9割を占める中小企業が生きていけるミチを、これからも模索・提案し続けます。
代表取締役:金谷 勉
本社:大阪市西区京町堀1-15-23 藤田ビル3F
ホームページ:https://www.cementdesign.com/
【大阪市立美術館】
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大阪市立美術館は、市民が優れた美術文化に接する機会を提供し、生活に潤いをもたらすとともに、美術家の活動を助成し、広く大阪の文化振興に資することを目的として、1936年5月に開館しました。コレクション展では購入や寄贈によって集まった日本・中国の絵画・彫刻・工芸など8500件をこえる館蔵品と、社寺などから寄託された作品を随時陳列しています。これらの作品には国宝や重要文化財に指定された作品も多く含まれています。
館長:内藤 栄
【特別展/華風到来 チャイニーズアートセレクション】
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大阪市立美術館は1936(昭和11)年5月1日に開館しました。2022年は86周年を迎えるとともに、秋から約3年間の大規模改修工事に入る予定です。長期の休館を前に、館蔵品による特別展を開催いたします。
当館は、関西の経済界で活躍した阿部房次郎が収集した中国書画、山口謙四郎による中国の石造彫刻・工芸などを中心に、国内屈指の中国美術コレクションを所蔵していることが特色です。このほか工芸・仏画・近世および近代絵画といった日本美術にも、中国との関わりを多彩に示す当館ならではの作品が揃います。
本展では、中国美術とその影響を受けた「華風=中国風」の日本美術を選りすぐって、中国文化の魅力と広がりをご紹介します。
主催:大阪市立美術館 読売新聞社 後援:大阪観光局